『厚生労働省における医療系ベンチャー支援の取り組みについて』山手 政伸さん / ヘルスケアビジネス研究会8月イベントレポート

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こんにちは。
MEDICAL STARTUPの森田です。

 

突然ですが、皆さんは2030年の医療がどういう姿になっていると思いますか?

私たちの生活は、スマートフォンをはじめ人工知能やIoTなどテクノロジーの発展に伴い、日々目まぐるしく変わっています。ヘルスケア業界も同様、知らず知らずのうちに私たちの医療との関わり方や日々の生活に影響を与える大きな変化が起きています。

今回は、そんな歴史的転換点を迎えているヘルスケアビジネスについて学ぶため、
「ヘルスケアビジネス研究会」の8月サロンイベントに参加してきました!!

 

ヘルスケアビジネス研究会は、
「医療4.0」の著者である加藤浩晃(かとうひろあき)先生が主催するオンラインサロン!
興味のある方はぜひ覗いてみてください(^^)

ヘルスケアビジネス研究会(予防・健康増進、医療、介護)
医療4.0

サロン会員限定のイベントということで、
記事には書けないオフレコ情報も満載でした( ゚Д゚)
今回は、特別にイベントの様子を少しだけご紹介したいと思います!

 

 

2018.8.10ヘルスケアビジネス研究会 8月サロンイベント
「厚生労働省における医療系ベンチャー支援の取り組みについて」

 

さあ、講演の始まりです!!

 

平日にも関わらず、こんなに多くの参加者が!
このイベントのために地方からはるばる来た方も!熱量が違う!

今回のイベントは、
厚生労働省の経済課医療ベンチャー戦略等支援室の山手企画官による
「厚生労働省における医療系ベンチャー支援の取り組みについて」

 

 

うぅ、、難しそうですね。。( ゚Д゚)

と思っていたら
加藤先生による「企業も知っておきたい臨床研究について」という前座が始まりました。

聞いたところによると、
ヘルスケアビジネス研究会は、ヘルスケアビジネスに興味がある人が参加するサロン。
そのため、医療者だけでなく、企業に勤めるビジネス職の人やVC・投資家など多様なメンバーで構成されているそう。

そのため、イベント内容によっては、医療知識がない人に向けて、
最低限知っておくべきことをまとめた事前講座があることも!いいですね(*^-^*)

個人的には、医療者、ビジネス人材、投資家等が同じ場所に集まってヘルスケアビジネスを一緒に勉強できる環境はここしかないのでは、と思ってます!

 

 

ともあれ今回の前座では、

・そもそも”臨床研究”や”治験”とは?
・医学系研究の実施の流れ

といった、基礎知識の説明等がありました。
全く知識ない私でも理解できました。(分かった気になった

 

その中でも、今回のポイントは「特定臨床研究」の定義!

特定臨床研究とは、
「医薬品等を人に対して用いて」、かつ「有効性・安全性を明らかにする」臨床研究のうち、
治験(医薬品・医療機器の承認申請を目的とした研究)以外で、
「未承認・適用外の医薬品等」、または「企業からの資金提供による医薬品等」の研究のことを
さすそうです。φ( ̄ー ̄ )メモメモ

非医療者に向けた約10分間の前座が終わると、
メインイベントの開始!!!

 

 

「厚生労働省における医療系ベンチャー支援の取り組みについて」
厚生労働省 医政局 経済課 ベンチャー等支援戦略室 山手 政伸さん

 

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医療系ベンチャー支援を行っている厚生労働省の方から直接お話がきけることは、
とても貴重な機会ですね。

今回のレポートでは、下記アジェンダでご紹介したいと思います。

■アジェンダ
1 医薬品開発の現状
2 厚生労働省の医療系ベンチャー支援について
3 具体的取り組みの紹介① ~医療系ベンチャーエコシステムに向けた交流の場づくり~
4 具体的取り組みの紹介② ~MEDISO 医療系ベンチャーのトータルサポート~

 

 

さっそく医薬品開発の現状から!

1医薬品開発の現状

まず、ヘルスケアビジネス特有の特徴は、
人に対する有効性・安全性をエビデンスに基づいて、商品開発が必要ということ。

そして、ブロックバスターと呼ばれる新薬をつくるための治験規模は、
下記のように年々大きくなっているとのこと。

・開発期間:10年以上
・開発費用:数百億~数千億円規模
・成功確率:年々低下(10年前:1/1.6万→現在:2.5万)

そのため、大企業の垂直統合型のインハウスでの創薬ではなく、
ベンチャー(orアカデミア)のシーズをもとにした創薬が世界的な流れだそう!

 

事実、ここ15年の創薬動向としては、↓のような変化が!!

・バイオ医薬品の増加(開発工程でベンチャーと協力することが多い)
2001年:1品目/世界の医薬品売上上位10品目 ⇒ 2016年:8品目/上位10品目
・ベンチャーオリジンの医薬品の増加
2001年:0品目/世界の医薬品売上上位10品目 ⇒ 2016年:6品目/上位10品目

 

まとめると、
医薬品等の開発は、
治験規模の拡大により開発期間・費用的に1社のみで行うことは難しくなってきた。
だから、ベンチャー(orアカデミア)のシーズを活かした創薬が重要になってきている。
ということ!( ・`ω・´)キリッ

 

 

2厚生労働省の医療系ベンチャー支援について

前述のように、
これからの医薬品開発にはベンチャー(orアカデミア)のシーズを活かすことが重要という背景がありました。

そこで、厚生労働省では、
巨大な成長市場である医療分野で、日本が世界的リーダーシップをとるため、
世界トップレベルの日本基礎研究(シーズ)の実用化・事業化につながる医療系ベンチャーのエコシステムづくりを開始!

 

具体的な医療系ベンチャーのエコシステムづくりに向けては、3つの柱を中心に取り組みが行われているようです。

①エコシステムを醸成する制度づくり
②エコシステムを構成する人材育成と交流の場づくり
③「オール厚労省」でのベンチャー支援体制の構築

サロンイベントでは、
医療系ベンチャーのエコシステムづくりに向けて多くの具体的事例が紹介されましたが、
この記事では2つをピックアップ!!

 

 

3具体的取り組みの紹介① ~医療系ベンチャーエコシステムに向けた交流の場づくり~

1つ目は、医療系ベンチャーエコシステムを構成する人材育成と交流の場づくりについて!

厚生労働省傘下の経済課ベンチャー等支援戦略室では、
ベンチャー企業やアカデミア、企業の開発者(医薬品・医療機器・再生医療等製品・体外診断用医薬品の開発者)の相談窓口として、薬事・保険等に関するサポートを行っているようです。

直近では、研究開発と実用化が促進することを目的として、
医療系ベンチャーやアカデミア等と事業・開発パートナーのマッチングイベントを開催!

ジャパン・ヘルスケア・ベンチャー・サミット2018
会期:2018.10.10~2018.10.12
会場:パシフィコ横浜 展示ホール
※応募期限は終了

BioJapanや再生医療JAPANとも同時開催で、アジア最大級のイベントとのことなので、
私もいってみたいと思います(/・ω・)/

 

 

4具体的取り組みの紹介② ~MEDISO 医療系ベンチャーのトータルサポート~

2つ目は、厚生労働省による医療系ベンチャーへの支援体制について

厚生労働省では、
医薬品・医療機器・再生医療等製品の実用化を目指すベンチャー、アカデミアに向けて
相談受付・情報提供等によるワンストップでの総合的支援を目的とした、
MEDISOを設立!

 

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様々な分野の専門家が、
事業コンセプトから、規制対応、知的財産戦略、補助金・助成金獲得支援、企業マッチング等、ベンチャー企業の成長ステージに応じて、R&Dの視点と企業経営の視点の双方から包括的に支援してくれるそうです!

既にベンチャー企業、アカデミアを中心に60件近くの実績がある!!
加藤先生もサポーターとして入っているそうですよw(゚o゚)w オオー!

このように、MEDISOでは、
エコシステムのハブとして、各種支援機関との連携により医療系ベンチャーをトータルでサポートしており、今後は、MEDISOにてシーズ等のページを公開し、VCや企業とのマッチングの場を提供する方向だとか!

 

その他にも具体的取り組みがいくつか紹介されましたが、
今回はここまで!!

個人的には、厚生労働省がどういう想いで医療系ベンチャーを支援しているのか、
そして具体的取り組み事例を知ることができ、少し身近な存在に感じられたのが良かったです!
産官学連携で、日本・世界のこれからの医療をつくっていきたいですね!

 

 

ヘルスケアビジネス研究会では、
毎月様々なゲストをお招きし、サロン会員限定イベントを行っているようです。

体験したい方は、是非加藤先生のオンラインサロンへ!!

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